佳香の音楽、シングルとアルバムをデジタルリリースしました

bandcampでシングルとアルバムをリリースしました。

私の音楽を好きな人は、きっとそんなにはいないと思います。

うまくもなければ美しくもない。でも、必要な人はいると思いました。

そして、「その人はきっとお金がない!」と、確信を持ってしまいましたが、まあ全員がそうではないでしょう。

なので無料で音楽を聴けて、払える人が払いたい金額を自分でえらべる形にしたくて bandcampをえらんだのですが、音楽を愛するひとりの人間として思うところがありぷんすかしています。

音楽が好きな人はたくさんいます。
それとは別に、音楽が必要な人たちもいます。

音楽がないと電車に乗れない。外に出られない。夜を越えられない。

私の音楽を必要としている人はきっとその人たちです。その人たちの生活が落ちついて、折り合いがつけば必要なくなる。その類の音楽です。

私は音楽を作るのは素人ですが、聴いてきた時間は Spotifyのリスナーに限っていうと日本で上位2%です。これは10代のころの話で、1年間で67,806分聴きました。今年は52,560分でした。でも今年の前半はAppleMusicを試していたので、たぶんもっと聴いていたでしょう。

くつ下を買うのをがまんしながらライブハウスに通い、少しのあいだですがライブハウスでも働いていました。

音楽を聴く耳はあるつもりです。少なくとも自分の好きな音楽かどうかはわかります。

3日前にYouTubeにあげた「Happy death day!」は174回まわっています。ぜんぶとはいいませんが、聴いてるのはほとんど私です。

もしかしたら、私の音楽を必要としているのは、私だけかもしれません。

私がくつ下を買うのをがまんしながら通っていたライブには、たしかに人は少なかったです。でも、私ひとりなことはありませんでした。

私の音楽に払うお金があったら、ライブに行ってください。世の中には私たちのような人間のために、ドリンク代だけで行けるライブがたくさんとはいいませんがあるのです。

私はその人たちのためにライブをすることができないのです。

見る人が見ればわかると思いますが、私の音楽はぜんぶ即興です。即興と言えば聞こえはいいですが、ひとつもコードを知らず、「そのときの気分で弦を押せば、そのときの気分の音が出る!」と、てきと~にギターとあそんでるだけです。

歌詞も決めずにそのときに言いたいことが浮かべば声に出すし、なにも浮かばなかったらそれはそれでいいっしょ!と思いながらやってます。なぜならそれでもギターは鳴ってくれるので。押したい弦もなければなにも押さずに右手だけ動かせば音は鳴ります。そしてその音はすばらしいです。なぜなら私のえらんだギターなので。

なにが言いたいかというと、二度と同じ曲が歌えません。

しばらくすれば、もう少し聴きやすい形になると思います。

それまでどうしよっかな〜と考えていましたが、私には考えるあたまがないので、「こういうときは歴史に学ぼう!」と、偉大なバンドHASAMI groupに敬意を込めて、同じ形をとりました。

私の音楽が必要な人は今はYouTubeか bandcampで願いてください。

あなたにとって、私の音楽が必要なくなる日がくることを願っています。